採決の方法

参議院

1998年より押しボタン式投票が導入され、どの議員が、どの採決の時に、どのような投票をしたのかが、瞬時に分かるようになっています。
少数派による牛歩戦術の為に、採決によっては、以前からの方式の記名投票をする場合もあります。
投票結果はその方式に関わらず参議院のウェブページに公開され、1998年の第142回通常国会にまで遡って閲覧する事ができます。

衆議院

参議院とは異なり、押しボタン式投票は導入されていません。
異議なし採決、起立採決、記名投票などの方法がありますが、議員ごとの賛否歴は、すべての採決で記録に残るわけでは無いようです。

最高裁判所

判決は裁判官の多数決で行われます。
個々の裁判官が多数派と異なる考えを持っている場合、それを意見として、判決文に加える事ができます。

意見の種類
多数意見 (○印)
判決となった意見
補足意見 (△印)
多数意見に賛成であり、それに見解を付け加えるもの
意見 (△印)
多数意見に賛成であるが、その根拠が異なるもの
反対意見 (×印)
多数意見に反対のもの
追加反対意見 (×印)
反対意見に見解を付け加えるもの

また判決には、いくつか種類があります。

判決の見方
棄 (棄却)
最高裁判所で審議するに足る理由(憲法違反、過去の判例との相違など)が見い出せないもの
自 (破棄自判)
元の裁判所での判決を破棄し、最高裁判所自らが、判決を下すこと
戻 (破棄差戻)
元の裁判所での判決を破棄し、裁判のやり直しを命じること
下 (却下)
訴状の不備など、形式的な問題があるもの
他 (その他)
上記の項目が2つ以上該当するものなど

各裁判における判決・裁判官の意見の詳細は、判決文をご覧下さい。


投票行動

棄権

参議院議員については、本会議で賛成のボタンも反対のボタンも押さなかった、という事が公表されています。
この場合、消極的反対という意味での棄権なのか、あるいは他の理由で本会議自体を欠席したのかは、公表されている情報からは明らかではありません。
そのため、当サイトにおいては棄権として表示しています。

党議拘束

日本の政党では本会議での採決において、党が所属議員に対して投票方針を示す事があるようです。
ただ、党議拘束に従ったという事も、議員の1つの意思表示だと考え、当サイトでは特に区別する事なく表示しています。

議長

議長は基本的に採決には加わりません。
賛成と反対が同数の場合のみ議長が決裁し、その議案の可否を決定します。
衆議院における選挙(内閣総理大臣指名選挙など)のみ、例外的に参加するようです。


その他

裁判官が所属する小法廷

最高裁判所には、定員5名の小法廷が3つあり、裁判官はいずれかの小法廷に所属しています。
人事等により、所属する小法廷が変更される場合もあります。
当サイトでは、判決時に所属していた小法廷を表示しています。
なので、法廷の一覧での表示時に、小法廷の定員数と一致しない場合もあります。

最高裁判所裁判官の、下級裁判所での判決歴

最高裁裁判官は、検事や弁護士出身者も任命されますが、下級裁判所の裁判官出身者が多くを占めます。
当サイトの判決文の参照元には、最高裁判所以外の裁判所の判決文も掲載されています。
なので、下級裁判所出身の裁判官については、任命前の、下級裁判所での判決も集計する事が可能です。
ですが当サイトでは、以下の法律的な理由から、公開を見送っています。

現在主流の憲法解釈では、国民審査は、任命を完成させる為のものでなく、解職(リコール)の為のものとされています。
(昭和27年 最高裁裁判官国民審査法事件)

仮に、任命を完成させる為の場合であれば、下級裁判所での判決歴も参考になると思います。
ですが解職の為であれば、最高裁裁判官としての職務のみに基づいて、判断されるべきだと思います。